背骨、動いてますか?
背骨、動いてますか?

現代的な生活習慣によって私たち現代人は以前に比べて圧倒的に運動量が少なくなっていると言われていますが、運動量が減ったことによって身体の動かし方がわからない、硬くなっている人が多くなっています。
そのなかでも特に硬くなっている部位の一つが背骨です。
魚は泳ぐ時に背骨をゆらゆらと動かしながら泳ぎます。
あるいは、チーターが草原を疾走している姿をイメージしてみて下さい。
背骨がダイナミックに波打つように動いている映像などを観たことがあると思います。
生物学的に言えば人間は背骨がある脊椎動物に分類されます。
皆さんも知っているように脊椎は一本の棒ではなくたくさんの骨が積み木のように積まれた形になっていて、それぞれ筋肉がキチンと付いています。
ということは、構造的に脊椎は動くようになっているのです。
では、理屈が分かったところでみなさんは背骨をあんな風に動かすことは出来ますか??
呼吸をする時に動く横隔膜と肋骨の間にある肋間筋はつながっているので本来は、呼吸をすると背骨も合わせて動く構造になっています。
しかし、現代人は呼吸に合わせて動く背骨がほとんど動かない、という人がほとんどではないでしょうか?
背骨が動くと周りの小さな筋肉も勝手に動くようになります。
インナーマッスルとして注目されている大腰筋は肋骨の内側から骨盤、大腿骨を繋ぐ太い筋肉ですが、この大腰筋も現代人が使い方を忘れてしまっている筋肉の一つです。
背骨を動かせるようになると圧倒的に動きが変わり、健康状態も変わります。
呼吸に合わせて背骨も滑らかに動くイメージを持つだけでも硬くなって動かなかった背骨が動くようになります。
体がもともと硬いとか、私は歳だから〜とかは一旦置いておいて、柔らかい身体のイメーシをしながら呼吸しながら背骨も動かしてみて下さい。
身体の連動性が生まれて気持ちよさを感じることが出来ると思いますよ。
すると身体も覚醒されてくるのです。