「うつと姿勢の関係」コラム

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コラム

うつと姿勢の関係

うつと姿勢の関係

厚生労働省が3年毎に行っている調査によると1996年には43.3万人だったうつ病等の気分障害の総患者数は、2014年には111.6万人と急増しています。

この数字は病院に来院している人の数ですので、300万人を越える数の人がうつ病を始めとする気分障害などの心の病を抱えているとも言われています。

およそ15人に1人がこういった症状を持っているという状況です。

 

こうした心の病は明確な線引きがあるわけではなく、また一目見ただけでは健常者と変わらないため、人知れず悩んでいる人が身近にいるかもしれません。

 

日本だけではなく先進国でも心の病を抱える人の数は年々増えており、その対策が緊急の課題とされています。

 

一般的には投薬による治療法が行われていますが、最近の研究ではこうした症状に姿勢が深く関係していることが分かってきました。

 

2016年にカルフォルニアで行われた講演でアメリカの社会心理学者が発表したのが姿勢や身振り手振りで身体のホルモン分泌とストレス耐性が変化するということです。

 

同じような状況下でも胸を張っていると積極性を促すテストテロンというホルモンが分泌され、同時にストレスを感じると分泌されるコルチゾールというホルモンの減少することがわかったのです。

つまり、自信がない時でもあえて堂々としたポーズをすることで身体から心をコントロールして、成功する可能性を高めることが出来るということなのです。

 

うつをはじめとする心の病を抱えている人の最初のきっかけは、悲しみや苦しみといったストレスだとされています。こうしたストレスを受けると身体が縮み込み前に屈していわゆる猫背のような姿勢になりがちです。

 

すると肋骨や肩甲骨といった胸郭周りがロックされてしまい、呼吸が必然的に浅くなってしまうのです。

 

みぞおちにある自律神経の塊である太陽神経叢や脳から全身に指令を伝える神経の束は背骨の中を走っていますから、こうしたロックによって、機能が低下してしまいます。

 

こうした状態が続いてしまうと心も体も硬くなり心の病のような症状として現れてくるのです。

 

人間は疲れてくると背筋を伸ばそうとしたり、深呼吸をしたりしますが、これは胸郭のロックを解除しようとする本能的な行動だったのです。

呼吸を深くして全身に酸素と血流を送ることで身体をリセットしているのです。

 

現代社会はパソコンやスマホ、携帯ゲームなど、とかく身体を前かがみにした姿勢で長時間いることが多くなっています。ですから、疲れたと感じたときや定期的に身体のロックを解除するようにすることが、増加する心の病を防ぐことにも繋がるのです。

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